※今回の記事はtwitterをフォロー頂いているfisさん(@GDiscounty)がblog
GameDiscountyを閉鎖される、ということで譲り受けた記事になります。
今回のレビューは、サイバーパンクバーテンダーアクションという
一風変わったジャンルのゲーム、VA-11 Hall-A/ヴァルハラです!
ファーストインプレッション
このような見た目のテキストアドベンチャーは神宮寺三郎くらいしか経験のない管理人。
アドベンチャーゲーム自体はサターンでやりまくったけど。
バーテンダーアクションという割にはアクション要素は控えめ。
客の要望に応えるために、カクテルを作るのだけど
そこに若干のアクション要素があるのだけで
アクションっていうほどのものでもありません。
アクションを楽しむというよりはバーテンダーになりきって
客との会話を楽しむ。これにつきます。
難解な謎解きも、複雑なアクションも必要なし。
奇想天外な客
サイバーパンクとある通り、舞台は西暦207X年。
リリムと呼ばれるアンドロイドや改造手術をされた人間、様々な抗争など
まさにサイバーパンクと呼ぶにふさわしい世界観です。
その世界感よりさらに斜め上の客がたくさんヴァルハラには訪れます。
新しい客が来るたびに新しい驚きがあります。
”バーテンダー”アクション
バーテンダーアクションと言っても複雑な操作は必要はありません。
シェーカーに必要な材料を入れ、混ぜるだけ。
材料も表示してくれるので迷うことはありません。
カクテルを作るのに迷うことはないのですが、主人公はバーテンダー。
客とのやり取りの中で客の好みや注文を把握する必要があります。
ここがこのゲーム最大のポイントで客が「いつもの」と言えば
いつも注文しているものを出す必要があります。
レシピも表示してくれるから大丈夫と安心して会話を適当に聞いていると痛い目を見ます。
ヴァルハラという場所
ヴァルハラには奇想天外な客がやってきますが、そのすべての客にストーリーがあります。
悩みを抱えたもの、心に傷を負ったもの、様々な客がヴァルハラに訪れます。
もちろん主人公もその1人で自身も複雑な悩みを抱えながら
酒を飲みながらぽつりぽつりと語りだす客の言葉に応えていきます。
CEROがD(17歳以上推奨)ということもあり
かなりアダルトな会話も多く含まれていますので
そういう下ネタが嫌いな方は避けた方がいいかもしれません。
その他箇条書きに
・バーテンダーで稼いだお金で部屋を色々飾れるよ
・2ちゃんねるやニコニコ動画ネタなどが結構あるよ
・もともと英語なの?言いたくなるほど非常によくできたローカライズ
・まとめとか
いわゆるアドベンチャーゲームと言えば、終盤に行くにつれて事件性が高まってきて
最後には驚くべき展開が待っている・・・というのがよくあり
今回もバーテンダーしながら最後にはヴァルハラと街を揺るがす事件が!?
みたいな期待をしていました。
しかしながらこれはバーテンダーアクション
主人公はバーテンダーであり
しがない私立探偵でも、ツンツン頭の弁護士でも、見た目は子供頭脳は大人でもありません。
バーテンダーは客のためにカクテルを作り、語らうのが仕事なのです。