PSPで2007年に発売された、アドベンチャーゲーム。
「アナタヲユルサナイ」を今回はレビュー。
弟切草やかまいたちの夜を手がけた
麻野一哉さんと、FFシリーズの作曲をしている植松伸夫さんが制作に携わってます。
よかったところ
何時の間にか引き込まれるストーリー
最初のうちは割と簡単な事件(浮気調査とか)
なのですが、段々と大きな事件に巻き込まれていく流れ。
最後の章なんか、えらいことに∑(゚Д゚)
ハラハラドキドキしながら、一気に進めました。
章の中でも、いくつかのチャプターに分かれているのですが
次のチャプターへの「引き」も上手い。
思わず止め時を忘れそうになりました。
植松さんの音楽
FFで有名な植松伸夫さんが、今作を担当しています。
アドベンチャーゲームのバックミュージックのためか、
それほど耳に残る曲ってのは少なかったんですが。
緊迫感溢れる時には、こちらのテンションも上がる音楽。
良い話の時には癒される音楽。
あくまでも、脇役に徹しながら、無いと締まらない。
やはり素晴らしい作曲家さんだと思いました。
大人なキャラデザインとグラフィック
好き嫌いはあるかと思いますが、今作のキャラデザイン
私は大好き。
非常にオシャレな感じです。
このグラフィックにやられて、今作を購入しました。
PSPの縦持ち
今作は、PSPを縦持ちにしてプレイします。
左手の親指でRボタンを押して、ページめくり。
プレイ時間のほとんどは、Rボタンだけで進めます。
たまーに、選択肢とか、ミニゲームとか、相手に注目するとか
その時だけ、右手でアナログパッドを操作します。
なので、基本的に片手のみの操作。
これが、出張中の電車とかで非常にラクでした!
読みゲー
このゲーム、基本的に読む(ページをめくる)のみです。
なので、ゲーム性を求めるんであれば、オススメしません。
選択肢も、それほどありませんし。
私は本好きなので、無駄に総当りのコマンドを入れさせられる
アドベンチャーゲームよりも、こちらの方が好きでした。
いまいちなところ
ミニゲームは余りいらないのでは?
たまーに、ミニゲーム(尾行とか、写真を撮るとか)
が出てくるんですが、全体を通しても数えるほど。
アクセントとしてはいいような気がするんですが、
ここまで読みゲーに徹するんであれば、無くてもいいんじゃないかと。
あと、ミニゲーム・会話相手への注目等でアナログパッドを
使用するのですが、これが使いづらい!
PSPのアナログパッドって、細かい部分の操作には向いてないと
思うんですよね。。。。。。(私が不器用なだけかもしれませんが)
価格とボリューム
プレイ時間としては、12、3時間くらいですかね。
12、3時間の読み物で、定価4,800円。
小説1冊(500円)3時間で読んだとして、12時間で2000円。
私はかなり集中してプレイしたので、大満足なんですが、
高い!と感じる人がいるかもしれません。
※今はベスト版が出ているので、Amazonで2,000円ぐらいです
まとめ
個人的には、これくらい(12時間くらい)の時間で、
上質なストーリー
上質なグラフィック
上質なキャラクタ
上質な音楽
の読み物が読めたので、大満足でした!